事業再構築補助金②(売上減少の考え方)

事業再構築補助金を申請するにあたり、コロナ前と比べて売上が減少している必要があります。
応募要領だけ見るとわかりにくいところもあるため、今回は売上減少の考え方について解説していきます。

定義

事業再構築補助金の公式サイトでは以下の定義が定められています。

(a)2020年4月以降の連続する6か月間のうち、任意の3か月間の合計売上高が、コロナ以前(2019年または、2020年1~3月)の同3か月の合計売上高と比較して10%以上減少しており、(b)2020年10月以降の連続する6か月間のうち、任意の3か月間の合計売上高が、コロナ以前の同3か月の合計売上高と比較して5%以上減少していること。
※上記を満たさない場合には、次の項目を満たすことでも申請可能。
(a‘)2020年4月以降の連続する6か月間のうち、任意の3か月の合計付加価値額が、コロナ以前の同3か月の合計付加価値額と比較して15%以上減少していること。

考え方

①2020年4月以降の自社の月別売上を確認し、売上の低い月を3つピックアップします。
②その月が含まれるよう連続した6ヶ月の期間を設定します。例えば2021年5月、6月、9月の売上の減少が著しい場合は連続する6ヶ月を5月〜10月に設定します。
③この場合(a)(b)の期間を満たしている事になるのでコロナ前の売上(例えば2019年の5月、6月、9月)と比べて10%以上売上が減少しているようであれば、(a)(b)の条件を共に満たしている事となり、事業再構築補助金に応募する事が可能です。

参考イメージ

まとめ

売上減少月を連続した6ヶ月間の中で設定する事がポイントとなります。

Excel等ソフトを使える方は表を作って見ると分かりやすいので、是非お試しください。

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